ばむせの日記

コミュ障マンのクソ後ろ向き日記

年齢とロリータの話

人間は生きている限り年を取るものなので、自分の年齢についてあれこれ考えるのはよくあることだろう。

私は23歳になり、まだまだ若いという気持ち(気力と体力は干からびているが)なのだけれど、大学時代は同級生がけっこう、二十いくつなんてもうババアだよね~などと言っていて、内心キレそうだった思い出がある。お前たちが自分をババアというのは勝手だが、他の二十代を巻き込んでババアぶってんじゃねえ!と思う。二十年くらいしか生きてないのにババアだなんて、大した人生経験もない小娘のくせに何を言っとるんだ。生意気だ。まあ私もその生意気な小娘なんですけど。

だけど若いくせにババアぶるヤツよりもさらに悪いのは、日本人の年取ったらおしまいみたいな価値観だ。未婚の女性が売れ残ったクリスマスケーキに例えられた時代もあったと知った時は、この国ゴミクズやなと思った。誰がそんなことを言い出しやがったのか知らんが、絶対に許さねえからな。

話がそれたけれど、とにかく私が言いたいのは、まだ若い私が言っても説得力はないのだけれど、本当に人間は年を取ったらおしまいなのだろうかってことだ。年を取ったら、若い頃の趣味は全部捨てて、いわゆる年相応に生きねばならぬのだろうか。年を取って見た目が老けたら、人としての魅力もなくなるのだろうか。んなわけあるかい。

そりゃあ、年齢とともに暮らしぶりか変わり、自然と若い頃とは違う生活になっていく人もいるだろうけれど、それはその人の選択だ。そういう選択をする人がいるなら、いつまでも若い頃と同じ、まあ完璧に同じってことはありえないんだけれど、ずっと変わらないでいることだって、人生の選択のうちの一つとして、世間に受け入れられてもいいのに、日本では年を重ねても変わらない人のことをいつまでも若いつもりの恥ずかしいヤツみたいに扱っている。意味がわからない。誰にも迷惑かけてないのに、なにが悪いんじゃい。嫉妬か?

あと、テレビなんかではいつも十代とか二十歳そこそこの女優やらアイドルやらなんやらかんやらがもてはやされていて、若さこそ正義と思い込ませてくるのもクソだ。こないだも40歳くらいの女優の人が、40歳でも輝いてる!みたいに取り沙汰されていたが、じゃあ普通の40歳はもう年を取りすぎだから輝いちゃいかんってことなのか?いやいやそんなわけないでしょ。アホか。私ババアだから…と諦めないで好きなことをして、おしゃれでイキイキとしてるのは大人として尊敬できるので、その女優が取り上げられるのはいいことだと思うんだけど、それをわざわざしゅごーーーい!!!みたいなノリで持ち上げなきゃいけないほど、日本人、特に女性は、年取ったら終わりと思われているってことなんじゃないだろうか。わざわざそういう人を話題にするってことは、年取って女として終わってるはずなのにまだ終わってないのすごーい!みたいな見方があるんじゃないだろうか。キィ~くやしい。年取ったって好きなことして暮らしたいに決まってんだろボケナス。

私は周囲になんと言われようが自分が限界だと感じるまでロリータを着ていたいから、40とか50過ぎても全然ロリータ着るつもりなので、こんな世の中マジで気に食わない。こんな風だから私の同級生も、23歳がババアだと思ってしまったに決まっているのだ。はあーーーーむかつく。誰がそんな風に教育したんだよ。まだまだ若い(若くなくても)女性たちが自分たちをババアと言って諦めるなんて、どんな国だよ。

ところでなんでこんな話をしたかっていうと、やっぱりロリータ界隈にいる(ロリータの友達おらんけどな)と、年齢について考える機会が多いからである。ロリータモデルの青木美沙子さんも、けっこうそういう話題を発信しているし。青木さんのYouTubeチャンネルはそういう話題も含め、ためになる動画が多いのでチェックしてくれよな。最近のおすすめは中国のクソデカコスメを紹介する動画だよ。

あとは、某アラサーロリータのTwitterも、そういう話題が多いね。これまた同級生が、この人の顔が悪意ある人によって晒されているのをわざわざ見つけてきて、私に「この顔と年齢でロリータってどう思う?」などと言ってきたことがあって、はあ?と思った思い出がある。それを私に言ってどうしたいんだお前は。その時は普通か普通よりかわいいくらいじゃないのって言ったら、ロリータってけっこうレベル低いんだね~みたいな反応をされた。なんだよレベルって。何様のつもりだよ。誰がそんなもんつけろって言ったよ。そんなもんのためにロリータ着てるんじゃねえってんだよ。

まあ確かにそのアラサーロリータの人はあんまりいい話を聞かなくて、途中からエッセイ漫画もロリータじゃなくてその人の個人的な悩みが多くなっていったから、私もその人のTwitterを見るのはやめてしまったんだけど、わざわざそんな風に馬鹿にしなくてもいいじゃんね。ていうか、その時はなんとも思わなかったけど、そのTwitterの人に対してだけでなく、私にも他のロリータにも失礼だよなと思う。私はたとえ冗談でも、人の自分では変えられない部分を馬鹿にするのは嫌いなのだ。冗談のつもりなら何言ってもいいわけじゃないからね。

年を取って顔にしわがあろうが、美人ではなかろうが、スタイルが悪かろうが、ロリータを着ていけないなんて、他人に決められる筋合いはない。この外見ならロリータ着てもいいとか悪いとか、そんなもんがあるなら誰にでもわかるように示してみろってんだよな。ロリータを着るのに資格はいらないんだよ。まあ、服に合わせてメイクしたり髪型を整えることは必要だけれどね。

とにかくそんな感じで、最近急にそういういろんな出来事を思い出していたので書いてみたのだけれど、けっこう長くなってしまったな。しかも過去最高に口が悪い。でもロリータや女の人だけじゃなくて、誰にでも関係あることだと思うので、声をでかくして訴えていきたいと思った。私が声をでかくしたところで誰も見てないんだけどね。

まあそれは置いといて、これを見た人は年齢を理由に人を批判するのはやめてくれよな。言われた方は傷つし腹が立つぞ。もちろん自分のことをババアとかなんとか言うのもやめろよな。どうしても自分をへりくだって言いたいなら、小生とか拙者って言えばいいんじゃないですかね。知らんけど。

ではまた次の記事で。