ばむせの日記

コミュ障マンのクソ後ろ向き日記

アリプロはいいぞ

前もアリプロの話はしたけれど、すっげえ曲数多いし、歌詞も全部素敵なので、まだまだ語り足りない。いろいろな種類の曲があるので、私はよく勝手に好きなキャラとか創作っ子のイメソンにしてる。今回はただ好きな曲を紹介するんじゃなくって、なんかしらのイメソンにしたりその他の妄想したりできそうな曲を紹介してみようと思う。多分オタク的に一番楽しいアリプロの楽しみ方なんじゃないかな。しらんけど。

言っておくけどばむせちゃんはアリプロのライブやイベントにはほとんど行ったことがないので、曲の解釈とかは間違ってると思うからそこは鵜呑みにしないでね。あともし万が一古参のファンの人がこれを見ていたら、ケツの青いにわかがなんか言うとるわ。などという具合で流してほしい。紹介する順番は思い付いた順なのでテキトーです。

 

◆阿芙蓉寝台

この曲は一時期まじのガチでドはまりしていて、すぐこの曲で妄想しちゃう体にされてしまった。中華っぽい曲なんだけれど、メロディも歌詞も全てがサイコーである。皇帝がお妃だか愛人だかに水銀をあおらせて、それからスプラッタにしたら、傷口から毒が漏れて二人とも死んじゃうのをお妃視点で歌ってる曲。私の大好きな「闇の底で共にあらん」というフレーズが出てくる。

あとは「爛れながら気づくがいい 限りないほどの恍惚 真の愛の化身を」っていうところがヤバい。私の語彙力もヤバいのでなんも良さが伝わらんのだけど、はいそうですね!!!って感じだ。苦痛とか破滅しかないところに恍惚とか愛を見いだしてる感じがよい。スプラッタとか毒の要素が中華っぽさを出しているところもステキ。中華なテイストとか心中が好きな人にオススメの曲です。

 

ディレッタントの秘かな愉しみ

歌詞に抽象的な部分が多くて細かいことはサッパリなんだけど、なんか古いオルゴールとかから流れていそうな感じ(???)。

メロディはなんかうっとりするような感じで、サビの音程がめっちゃ高い。そのせいか、非現実っぽい気分になれる。あと眠くなっちゃう。

歌詞に出てくる「私」と「あなた」は触れ合うことは決してできないけれど、視線を交わすことや夢の中で会うことはできて、最後は一緒に夢の果てまで行っちゃう。恋愛ソングとして見たら、アリプロらしく悲恋でメリバな感じ。そういうのが好きな人にオススメできそう。

 

◆MALICE

これはかなり昔の曲。最近のアリプロがめっちゃ大人っぽくて頭よさそうで文学って感じなのに対し、昔のアリプロは少女漫画ちっくで、少女時代にあこがれるような中二っぽさ(誉め言葉だよ)がある。MALICEはまさしくそれで、ヴァンパイアみたいな(?)甘いだけじゃなくて毒も含んだ恋愛の曲って感じだ。MALICEっていうのも、たしか痛みとかって意味なんだよね。

私の個人的な解釈だけれど、この曲では胸を裂くなどして血を流すことが愛の証明なのかな。あとは幻影城で闇のローブ・ドゥ・マリエ纏って黒衣の舞踏会したり、研いだ銀のナイフが輝いたり、月夜の晩餐するなどしていて、やっぱりヴァンパイアっぽい雰囲気。うーん中二病心がくすぐられるな。

 

◆今宵、碧い森深く

なんか湖と洋館のある森の景色が浮かんでくるような感じの曲。ていうか歌詞に湖も洋館も出てくるしな。とにかく風景の描写が綺麗で、なんだか涼しくなる。避暑地の別荘的な…。

多分だけど、森のお屋敷に住んでる美貌の人外に魅入られるお話。最後にはあっちの世界に行っちゃって、おそらく帰ってこない。人外と結ばれるために死んじゃってるっぽい。ほんとアリプロの恋愛ソングって死人が出がちである。そこがいいんだけれどね。「二度と離れられないように私の心臓を止めて」というフレーズが、シンプルだけど闇のオタク的にグッと来る。

 

◆夜見のたそがれの、うつろなる蒼き瞳の。

これも阿芙蓉寝台並みによく妄想に使っている曲。Anotherってアニメのタイアップの曲なんだけれど、私はAnotherのことはよく死人が出るってことしか知らないのでそこはスルーで。

歌詞は、人間と人形だけれど双子で、命の長さも見える景色も違うことに絶望して、生と死をごちゃまぜにしてずっと一緒だよみたいな、なんか超説明ヘタクソなんだけどとにかくそういう感じの曲。私は「うつろなる蒼き四っつの瞳は夜ばかり見つめていたから一目に溶けてしまいそう」っていうフレーズが大好き。どうぞ一目に溶けてください(?)って感じだ。

音楽の知識ゼロなので間違ってるかもだけどワルツみたいな曲で、二人一緒に過ごすために生死を繰り返すのを、踊りに例えているのかな。グランギニョールも出てくるしね。話は脱線するけど、後奏に月蝕グランギニョルのフレーズが使われててファン的にはニヤニヤできるかもしれない。

 

◆或る修道士の告解

修道士がカストラートを好きになる歌。お兄さん×少年だね。好きな人はめっちゃ好きそう。ちなみに歌詞は修道士の視点で、「すでに老いしわれ」って言ってるんだけど、どうやら曲の中の時代が昔だから、現代人の感覚でいえばまだ若いけど、もう中年なんだね。カストラートは今が一番美貌で、歌声も美しいんだけど、年齢を重ねたらそうじゃなくなっちゃうから、修道士は不老不死の薬を作るのだ。そして永劫の愛を捧げるのである。

2018年のアルバムの収録曲なので比較的新しい曲なんだけれど、最近のアリプロらしく爽やかドスンドスン(???)みたいな曲調で、ちょっと新鮮な感じがする。

 

◆北京LOVERS

これはもう紹介しないわけにはいかないよね。阿芙蓉寝台と同じく中華っぽい曲なんだけれど、また違ったヤンデレの姿を見ることができるよ。もう出だしから「云うこときかない可愛い君を攫って 桃源楼の房間 監禁しませう」って言ってて最初からクライマックスである。あとは目隠しして接吻したり、琥珀の素肌に刺青彫らせたくなったり、纏足の臭いを感じたりする。他は表現が抽象的なのか私の頭が悪すぎるのかどっちかわかんないんだけどよくわからない…。思うにドロドロの恋心を一人で抱えてはおれず、でも許されない恋かなんかだから、誘拐して監禁するしかなかったのかな。で、こんな気持ちにさせた君が悪いみたいな…。しらんけど…。まあとにかく、なんだかドスンドスンした雰囲気で切迫感と激重の愛情を感じることができるよ。

 

◆最愛なる魔王さま

これも絶対紹介しないかんやつだった。タイトル通り魔王さまに思いを寄せる系の歌。ゆったりした白アリのような曲調に黒い歌詞なので、一部では灰アリと言われていた。ような気がする。ちなみにこちらは怪物王女というアニメの主題歌、跪いて足をお嘗めカップリングとなっている。怪物王女についてはどんな作品か全くしらん…。

この曲も最初からクライマックスで、「黒に染む翼に包まれて死するために私は生まれてきた」のである。身も心も魔王さまに捧げて捧げて、最後には命すら捧げる。でも甘い感じの歌い方をしていて、そこはかとなくメリバ臭がする。好きな人は絶対好きでしょ。

 

◆春蚕

これも尽くす系の曲なんだけれど、こちらは尽くす恋愛を、ただ人間に尽くす家畜として作り替えられた蚕になぞらえている(と思われる)曲。ローゼンメイデンのアニメの薔薇水晶のテーマ曲でもある。

伴奏がなにやらギシギシいってるし、歌い方も息も絶え絶えみたいな感じで、命を削っているのを感じる。あなたのために苦しんであげる的な歌詞で、破滅しかない愛に生きてる感じ。あなたは苦しむ様をぅゎ。って思うのかもしれないけど、そうさせてるのはあなただからね的な…。多分壊したり壊されたりすることしかできない二人なんだね。うーんサイコーかな?なんだかスタンダードじゃない珍しいタイプのヤンデレって感じでいい。ヤンデレ好きの人にはやはりオススメ。

 

◆魅惑劇

この曲はアリプロが作って違う人が歌った曲だけど、セルフカバーもされてることだし紹介したいので紹介しちゃう。

これは私の解釈なんだけれど、多分闇落ちソングなんだよね。みんな絶対好きでしょ。「君を抱くのは鞣し革の翼 闇も傅く黒衣の王」だし、「さあ僕だけをご覧よ」とか言ってるので間違いない。歌詞だけみると黒(赤?)アリ版の今宵、碧い森深くって感じかもしれないね。曲の感じは、アリプロって聞くと真っ先にイメージするようなアリプロの曲って感じ。歌詞もロマンチックな語彙で癖になる。私みたいに攻めが権力を握っている(?)カップリングが好きな人にオススメできるかな。

 

 

とりあえずはこんな感じ。多分探せばいくらでもエモくていい感じの曲はあるんだけれど、文字数多くなりすぎなのかなんなのか、はてなブログのアプリがクソ重たくなってきちゃったのでこのへんで終わりにします。

私の紹介では不備や不足しかないと思うけど、少しでも興味を持った人はぜひ聞いてみてね。最近のアリプロは配信サービスも始まっているので、わりかし簡単に聞けると思います。

ではおやすみなさい。