ばむせの日記

コミュ障マンのクソ後ろ向き日記

生き物ってスゲー

私のだぁい好きなYouTubeチャンネル、へんないきものチャンネルさんが本を出したので、早速予約して手に入れた。

 

 

へんないきものチャンネルとは去年、大学4年生のときに出会った。変わった生き物や獣害事件を紹介するチャンネルで、きつねさんとたぬきさんというマスコットキャラが解説してくれる。この二人の声はボイスロイドの結月ゆかりと弦巻マキなので、動物が好きで人間の声の解説が苦手な私にはぴったりだった。そして、卒業制作で、家にずっと引きこもって服ばっか作ってたので、作業用ラジオみたいな感じで聞いていたのだった。

本の中でも動画の中でもそんなメッセージがあった気がするのだけれど、一見キモかったり不思議な生態をしている生き物でも、ただキモいんじゃなくて、種を存続させるためにそのように進化したのだ。それってチョーすごいと思う。野生の生き物って、自分が生きるためだけじゃなくて、次の世代に繋げるために生きているのだ。

虫なんかだと、親が子供に自分を食べさせたり、成虫になると口がなくなって産卵したら死んでしまうっていう生態を耳にするんだけれど、人間からしてみればすごいショックな生き様よね。私も最初はただショックだったんだけど、それだけじゃないと思う。

私たち人間は生活が豊かになり、「個人がどのように生きるか」っていうのが重視されるようになってきている。私もロリータファッションとかいう、かわいいけどかわいい以外に生産性がゼロなファッションを好んで着ているのだけれど、ハッキリ言ってそれがなくても生きていける。もし本当にロリータをなくしたら私の生活が灰色になるだろうけど、別に死にはしないのだ。そういう感じで、人間はやらなくても死なないことばっかりやっている生き物だ。それがダメってことじゃなくて、それで尊い文化が生まれたりするから、もちろんいいことだ。今のとこそれができるのは人間くらいなもんだし。しかし野生に暮らす生き物たちと比べてみて、どうだろうと思ったのだ。

生まれては消費されて終わっていく様々なコンテンツとか、思想と思想の衝突とか、仕事でもなんでも人間関係の問題とか、人間だから起こるいろんなトラブルを見ていて思うのが、人間の世界ってチョー大変なのだ。そうやって終わっていくのが人間の一生なのだと言うなら、まあ確かにそうなんだけど。なんだか野生の生き物の暮らしぶりを見てると、そういうのってちっぽけに思えてしまうのだった。人間はこんだけ大勢いるし、他の生物とは全く異なる暮らしをしているから、野生の生き物と比べるのは違う気がするんだけど、一生をかけて種そのもののために生きるのは羨ましい。自由だからとかじゃなくて(野生動物の自由なんてメッチャ過酷だからね)、生きる目的がちゃんと定まっていて、一生懸命生きているのって、すごく羨ましいのだった。

私には生きる目的など特になく、しょっちゅう死にたいとか言ってしまうのだけれど。もうちょっと真面目に生きるというかなんというか、何かの役に立つ生き方がしたいと思った。その内、なんか生き物関係のボランティアとかしてみたい。

相変わらず結局オメー何が言いてえんだ?みたいな記事になっちゃったけど、へんないきものチャンネルのお陰で、私の人生観がちょっとまともになったという話でした。なのでこれを読んだ人は全員へんないきものチャンネルを見て本を買ってくれよな。